by 福沢諭吉
町のチンピラから新庄を助けた後に川藤が語った言葉。さらにダメ押しの一言。
『人に好かれたいなら、人を好きになれ。やさしくされたいなら、やさしくしろ。
信じてほしいなら、まず自分のほうから信じてみろ。俺は、俺を信じてほしいから、おまえを信じるよ。
そして、おまえが俺を裏切らないことも知っている。誰よりも友情の大切さを知っているおまえだからな。』
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若菜が捕球をできなかった時に。
人が一度する時は自分はそれを百回繰り返して努力すれば必ず向上するという意味だ!何事も努力あるのみ!!!
新庄に暴力を振るった黒江に対して、川藤が言った言葉。これは、道家学派の創始者とされる老子の言葉で、読み方は「テンモウカイカイ、ソニシテモラサズ」。「天網」とは「天に張ってある網」=神様 (=中国の皇帝も意味するらしい) が余の悪事を正すために張った網のこと。「恢恢」とはゆったりしているさまのことで、「疎」とは荒いさまのこと。このことから、天の網はゆったりと目が粗い (=荒い) が、けっして悪事を漏らすことはなく、必ず天罰が下るということ。
つまり、黒江が犯した罪に対して「必ず報いがあるぞ!」ということを川藤は言わんとして、この老子の言葉を引用したのだろう。その報い~鉄槌を下したのは川藤本人だった。